「史上初」が連発する今大会。
日本がアイルランドに史上初の勝利を挙げ、史上初のW杯8強進出。おまけに、史上初の試合中止も加わった。
スコットランド戦翌日の各スポーツ新聞(東京本社版)一面には「史上初」の文字が躍っていた。なかでも私が最も喜ばしいと感じたのがデイリースポーツだ。
ほぼ毎日、阪神タイガーズが一面を飾るデイリースポーツ。日本がアイルランドに勝った翌朝も一面は阪神。まったくブレない姿勢には頭が下がる。つまり、タイガース以外が一面になったときが「真の一面」「大事件」という扱いだと思える。
今週月曜日、年に数回しかない阪神以外の記事が一面になる日が訪れた。
史上初ではないが、それと同じような価値ある出来事だ。
今大会のアイルランド戦勝利で各紙、「日本、大金星!」と報じている。
金星とは元々、相撲用語で弱者が強い者に勝つ波乱を差す。「番狂わせ」も番付を狂わせる・番組編成を混乱させるという相撲用語のようだ。
この金星というのは、平幕(前頭)の力士が横綱に勝った時だけ使われるもの。
それ以上の役力士が横綱に土をつけても「金星」とは称されない。
今の日本代表を相撲の番付に例えるなら「関脇」。アイルランド戦までは前頭だったのが、スコットランド戦後には 関脇昇進したようなものだと 私は思う。
各メディアの記者の方々にお願いしたい。
「今後、『金星』を使わないでいただきたい」と。たとえ、今後オールブラックスに勝ったとしても。
この関脇という地位は非常に重要な位置にある。
勝ちを積み重ねていけば、「大関」に昇進できる。しかし、負け越せば平幕転落が待っている。平幕力士が上位を撃破して大活躍、翌場所に関脇昇進というのはよくある話。関脇に昇進した場所に大きく負け越し平幕転落、これもよくある話だ。
日本代表に置き換えるとどういうことなのか。
今後、ランキング下位国に負けてはならない。ということだ。
勝ったり、負けたり でもダメなのだ。もしもそうなれば「やっぱり日本は平幕、せいぜい小結止まりなのね」と世界が思う。小結はティア2だ。関脇ならば大関を目指さなければならない。その地位に登れる最短距離にいる。
勝ち続けなければならないプレッシャーは相当なものだが 日本代表にはそれを打ち破ってもらいたい。
そして、二度とスポーツ紙に「金星」と言わせないでもらいたい。
「史上初」連発する今大会。
パチンコに例えるなら、大当たりが高確率で続く「史上初」確変状態だ。
勝っているときというものは勢いがある。まだまだ打ち止めでなく 大当たりを継続してもらいたい。
史上初は まだいくつも残っている。日本が未勝利の上位国は残り4。
ニュージーランド、オーストラリア、イングランド、フランス、この4か国。
いずれかに勝てば さらなる史上初を獲得できる。
もちろん、次戦の南アフリカを破れば「史上初4強」となる。
日本代表へのミッションモード 「史上初を継続せよ!」だ。
頼んだよ ジャパン!