秋楽結びの一番。
何日か前、フランスのガルチエがインタビューで南アのいろいろな戦略について「私もそういうのは嫌いじゃない」ようなことを言ってました。
まずこの試合でびっくりしたのがデュポンのすばらしさ。判断スピード、キック、パス、ゲームリード力、実行力に度肝を抜かれました。それと超高速テンポのフランスラグビー。世界では日本のラグビーがテンポが速いと言われてるのですが、その3倍速い。ここにきて本気を出してきたこのラグビーはすごい。もうフランスの勝ち。
と思うのはまだ早かったです。南アは大外ハイパント攻撃を準備してました。ここに2mを配置します。トライもとります。ここで優勢を作るか。あっぱれ。
フランスも敵陣深くでウィングを上げたディフェンスをしてきます。なんだこれは。南アを相手に本当にそれでいいのか。
またフランスは多くのアタックオプションを惜しげもなく出してきます。どんだけ準備してるの。
南アはフェアーキャッチからスクラムを選択します。頭おかしいのか。時間を使いたいのか。初めて見た。
南アは選手交代も癖ありすぎ。もう何がしたいのかわからない。
この試合は策対策の戦い。将棋です。
途中を端折りますがこの試合ではいろんなラグビーが起きました。いや、いろんなラグビーを彼らが準備して起こしたというのが正解でしょう。
最後はフランスが南ア陣少し入ったところでパワードライブしてドロップゴールのシナリオだったと思います。しかしドライブしすぎてノックオン。
勝負は紙一重。NZ対アイルランドもそうですが、□□だから〇〇が勝ったとか、やっぱり▲▲は□□だったとか、そんな簡単な話ではありません。宇宙のゆらぎ。神もわからない。彼らを称えるだけです。
この試合を見て今後のラグビーが見えた気がします。
危険なプレーに厳しくなった昨今、昭和の気合のラグビーがなくなってアスリートのラグビーになっていくのだろうと想像はできてましたが、この試合を見るとそこに将棋のような戦略が加わりそうです。この領域は伸びしろありますよ。ラグビーの可能性は無限大。だからラグビーは面白い。