あの大観衆の大声援に押されてすべての選手が最高のパフォーマンスを発揮した試合だったと思います。
この試合でどれが一番大きいプレーなんて選べない。すべてがよかったです。
少し思い出していくつか書きます。
一列。自陣でペナルティを取ったときのスクラムは、一瞬、どっちが押してるかわかりませんでしたが、最後に岩の塊になってむくっと出てきた前5人。これが日本のスクラムだあ。
堀江君。ラインアウトのスローは安定してて、こぼれ球もほとんど堀江君の懐に入ってきます。そして一仕事入れてボールを安定させます。なぜだかわからないけど、大物になるとボールが入ってくるんですよね。
具智元。抜けた場面もありましたが、ボールキャリー3連発もありました。タックラーズハイはあるけど、ボールキャリーハイがあるとは思いませんでした。この人はあの体でスクラムが注目されてるけど、ボールキャリーも面白いんです。普通、当たる相手に思いっきり当たりにいくけど、この人の場合は我が道をひょうひょうと進むだけ。転がってる大きなゴムまりに相手がタックルに行ってるような感じ。ハンドオフを使えば敵なしかもしれない。
トンプソン。タックル・タックル・タックル。1試合限定の2年前のときと同じ。アイルランドの攻撃リズムが出なかった1つの要因です。いやもう最高のロックです。
姫野君。自陣でのジャッカルは最高に盛り上がりました。どちらに笛が吹かれてもおかしくない状態でしたが、ホームの大観衆がファインプレーにしてくれた。
マフィ。ブレイクダウンでボールをひょいっと取って仕事してくれました。これもホームの雰囲気でプレーオン。
リーチ。やばいっと思った瞬間に何度もロケットのようなタックルで止めてくれました。精神的重圧から解放されました。ベンチスタートさせたのはジョセフのファインプレーだと思います。
流君。これまでゲームをリードする役割は田村君1人に負っていましたが、流君がリーダーシップを発揮するようになってきました。これで田村君の精神的王レッシャーも解放されます。
田村君。ボールの散らし方が自然でよかったです。これまで自分の流れで、プレッシャーのかかってる人ばかりにパスしてたけど、隣の人にさらっと任せるようになりました。攻撃の可能性が大きく広がります。自然体になった田村君はいいです。
レメキ。ディフェンスがよくなってました。蹴られたときの処理も安定してました。ターンオーバーされないように当たってました。見違えた。びっくりした。
ラファエレ。相手に当たって片手でオフロードしようとしたら相手が間に入ってます。タックルを受けたまま少し間を取ってその相手を見ながら頭の上を超すオフロード。それも完璧なパス。このタイトな試合で意地でもオフロードを通そうとします。そういえばロシア戦のオフロードも、南ア戦のタップパスもありました。日本でこんなに多彩なパスができる人はいません。
中村君。リーチと同じ。やばいっと思った場面でタックルに入っているのはこの人かリーチ。当たってました。
松島君。インゴールまでバックアップディフェンスで戻って、簡単に蹴らずに1人交わして中央までボールを戻します。もうどこのプロリーグに行っても通用すると思います。
福岡君。最初のプレーで、スペースがない中を簡単にタックルされずに時間を稼いでボールを安定させます。インターセプトの場面ですが、外が上がる日本のディフェンスではあのようなケースをたくさん練習していたと思われます。普通の感情でインターセプトしました。その後、もともと長い距離ではスピードが落ちるんですけど、あれは追いつかれますよ。方向変えなきゃ。しかしこの人が入ると大外が安心して見ていられる。
山中君。よくぞノックオンしなかった。ファインプレーです。
これ以外にも皆さんのお気に入りのプレーがあれば聞かせてください。